昔ながらの賑わいのある商店街を進むと、蔦のカーテンが涼し気な風貌の歯科医院様があります。駅から徒歩4分の好立地で、院長先生や職員の皆さんが笑顔で迎えてくれる、明るい歯医者さんです。今回は歯科医院の院長先生に、ご利用いただいている電解水生成装置「アクアプリータ」の使用方法を伺いました。
患者さんの口内を治療する歯科医院では、徹底した衛生管理が行われ、かつ感染症対策へのさまざまな配慮が必要になります。こちらの歯科医院様は、10年以上前に電解水生成装置を導入されており、アクアプリータの前身となる3室型の電解水生成装置をご利用でした。装置交換の時期も、他社製品への変更は検討されず、お使い機種の最新モデルとなるアクアプリータKEW-A010シリーズ一択で検討いただきました。
「この電解水生成装置にこだわった一番の理由は、安全性が高いふたつの機能をもった無塩電解水が作れる点です。薬品を使わず、塩と水だけで生成する2室型の装置も流通していますが、この3室型タイプで作る電解水は、不純物が入らない高純度なところが良いですね。10年以上使用し、この電解水の除菌や洗浄効果をもちろん実感しています。」と院長先生はお話してくださいました。
塩分の含まない高純度の酸性電解水は、金属が錆びづらく、入れ歯や差し歯、矯正器具の除菌にも安心して使えます。
電解水生成装置を導入する前は、治療器具を含め、院内で使用するモノにあわせた多種多様な消毒剤や洗浄剤を常備していたそうですが、導入後は、除菌用の酸性電解水と洗浄用のアルカリ性電解水で代用できるモノが多くなり、衛生管理がシンプルになったそうです。
同院では、アクアプリータで生成するアルカリ性電解水で油脂成分やタンパク質、血液を落とした後、酸性電解水で除菌するといった基本の流れで、院内のさまざまなモノの洗浄、除菌にふたつの電解水を活用しています。
例えば、治療に使用する器具の滅菌にはオートクレーブを使用していますが、滅菌前にこのような丁寧な作業を行っています。こういった徹底した衛生管理によって、患者様が安心して治療を受けられる環境を整えています。
酸性電解水 | アルカリ性電解水 |
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こちらの歯科医院様が導入後大きなメリットと感じているのは、酸性電解水を使った手洗いでした。同院では、しっかり手洗いした後に必ず酸性電解水で仕上げの手洗いを行っています。酸性電解水は消毒薬として認可されていないため、手指消毒ではなく、効果的な手洗い方法として位置づけられています。
「水道水で手洗いした後、水道水のように使える酸性電解水で手を洗うだけなので、余計な手間もいらず、常に手を清潔に保つことができます。何かするたびに手洗いをしますが、不純物を含まない無塩の電解水は弱酸性で、職員みんな手荒れ知らずです。」と院長先生は笑顔で語ります。
同院の水道水の水質を軟水器で調整し、アクアプリータKEW-A010-1A50で生成する酸性水はpH約4.0の弱酸性、有効塩素濃度は電解電流で低濃度に調整しています。「pH4.0-6.5」の範囲内が、除菌力をもっとも発揮する次亜塩素酸の残存領域なので、低濃度でもしっかり除菌できる安全な弱酸性電解水を生成しています。
アルカリ性電解水も有効に使用されているこちらの歯科医院様では、抜歯した歯の洗浄にもアルカリ性電解水を使用しています。アルカリ性電解水に、抜歯した歯を一晩つけ置きすると、翌日には歯に不着したタンパク質や脂質、血液が剥がれ落ちて、白くキレイな歯に洗浄されているそうです。驚くべき洗浄力です。
実際の使用方法や効果をとてもわかりやすくお話してくださった院長先生はじめ、スタッフの皆様、取材へのご協力誠にありがとうございました。