兵庫県内でも有数の緑豊かな地域に位置する神戸女子大学は、人文科学、社会科学、自然科学、看護・医療科学、家政学など、多岐にわたる学問領域をカバーし、実践的なスキルを身につけるための教育に力を入れています。電解水生成装置「アクアプリータ」は、家政学部管理栄養士課程の実習室である、給食経営管理実習室で使用していただいています。
神戸女子大学様が、管理栄養士育成課程の給食室に、電解水生成装置を導入する目的はふたつありました。
・次亜塩素酸ナトリウムで野菜や果物の除菌洗浄を行っていたが、酸性電解水に変え、安全性を確保しながら作業効率を向上したい
・洗剤の使用量を減らし、環境への負荷を軽減することで、SDGsに配慮した衛生管理方法を学生に学んで欲しい
WEBサイト経由でのお問合せ後、お電話とメールでのやり取りでしたが、アクアプリータの電解水生成機能、そして安全性の高さが給食経営管理に適切であると評価いただき、導入を決めてくださいました。
水道水で洗浄した生食の野菜や果物を、シンクに30リットルほど貯めた酸性電解水に浸し除菌、その後水洗いして使用しています。次亜塩素酸ナトリウムのように原液を希釈する必要がないため、作業を円滑に進めることができているそうです。
酸性電解水が入ったスプレーで噴霧し、乾いた布巾で拭いて使用しています。アクアプリータKEW-A010-2A50は、食品添加物生成機種で食材に使用できる弱酸性電解水を生成しますが、この水には、テーブルや調理台の除菌掃除に有効な次亜塩素酸が含まれています。
アルカリ性電解水は、床の掃除や酸化した油が付着したグリストラップの網、器具の漬け置き洗いに使用。1日約10リットルほど使用されているそうです。床洗浄時は、アルカリ電解水をモップで塗布して拭き、次に酸性電解水で拭くことで、衛生管理を効率的に行っています。
神戸女子大学管理栄養士養成課程の先生に、電解水生成装置導入によるメリットを伺いました。
【酸性電解水】
・短時間で大量の酸性電解水を生成することができるので、食品の浸漬・すすぎ時間を短縮して容易に除菌できるようになった。
・原液を希釈する必要がなく、水道水のように生成水を使えるため、作業を円滑に進めることができるようになった。
【アルカリ性電解水】
・グリストラップの網や器具に付着した酸化した油汚れを、漬け置き洗いで簡単に落とせるようになった。
・次亜塩素酸ナトリウムを使用していた時のような塩素臭がなくなり、食品洗浄時や清掃時、厨房内の作業環境が改善された。
・残留性の少ない安全性の高い除菌水(酸性電解水)と界面活性剤を含まない洗浄水(アルカリ性電解水)を用いることで、学びへのアプローチになった。
操作方法が簡単なアクアプリータは、授業で初めて使用する学生さんも正しく操作することができているそうです。
電解水生成装置「アクアプリータ」が、作業効率の向上、作業環境の改善、環境に配慮した衛生管理方法の学びを提供できていることを嬉しく思います。実習を通じて、多くの学生さんに、電解水の素晴らしさを知っていただけますように。
神戸女子大学教職員の皆様、取材のご協力ありがとうございました。